晴海フラッグの子育て環境:子ども人口から考える学習塾編

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晴海フラッグで暮らしていると、本当に多くのファミリー層が移住してきており、子どもがたくさんいて活気があるなーと日々実感しています。

そんな晴海フラッグ、すでに住んでいる方も、これから住まわれる方も、お子さんの学習環境についての関心は高いのではないでしょうか。湾岸歴6年目ぐらいの私ですが、東京の他の地域での子育て経験からしてみても、湾岸ファミリーの教育熱には群を抜いたものを感じることがあります。

ということで、晴海フラッグにはファミリーの教育熱を満たすだけの子育て環境が整っているのか、という視点で、関連する情報を整理してお伝えできればと思います。

晴海フラッグの子ども人口はまだまだ増え続ける

まずは晴海フラッグ近辺に子どもがどれぐらいいるのかを、晴海西小・中学校の在籍人数から見てみました。

パークタワー勝どきやドゥトゥールから通っているお子さんもいるので、晴海フラッグ圏内の子供人数ということにはなりますが、24年4月時点で小学生が807人、中学生が217人在籍しており、1000人以上の小中学生が晴海西小・中学校に通っていることになります。

1年生の8クラスというのは中央区の他のどの小学校よりも規模が大きく(次点は久松小学校の1年生6クラス)、これはもうマンモス校といってよいレベルですね。

晴海フラッグから私立小中学校やインターナショナルスクールに通っているお子さんもいると思うので、子どもの実際の人数はもっと多くなるはずです。

晴海西小/中学校の在籍人数(24年4月時点)

すでにたくさんの子供がいる晴海フラッグなのですが、人数はさらに増え続けています。

晴海フラッグの所在地である晴海5丁目の人口推移を見てみると、4/1から7/1の間の3か月間で1,135人も人口が増加しています。子育てファミリー層の移住も多いでしょうから、子どもの人数も増えていっていると思います。

それにしても、1月以降の晴海フラッグ民の移住による人口増加はすごいですね。本当に町が一つできあがった感じです。

世帯当たり人数で見ても、晴海5丁目の世帯当たり人数は2.27であり、東京都の世帯当たり平均人数である1.95(2020年国勢調査)と比べてもファミリー層が多い地域です。子どもの流入が継続して続いている地域だと言えると思います。

ちなみに、世帯あたり人数が4月に2.35にぐっと増えたのは入学式に合わせたファミリー層の引越しが多かったからだと考えられます。5月以降に若干下がってきているのは、賃貸棟であるポートビレッジへの移住が始まって、シングルやDINKS層も増えてきているからなのかな、と想像しています。

晴海5丁目の世帯当たり人数推移(2024年)

すでに子ども人口が多い晴海フラッグですが、今後の増加ポテンシャルもすさまじいことになっています。

晴海フラッグ全体の供給戸数と移住済み世帯数から計算すると、板状棟の未入居世帯は、分譲棟と賃貸棟と合わせて1,600世帯ほどだと推定できます。さらにそれに加えてSKY DUOの1,455世帯の入居が2025年以降に控えています。

晴海5丁目の入居済み世帯数が7/1時点で3,347世帯であるのに対して、将来に入居する世帯数ポテンシャルが3,121世帯あるということになります。

つまり、晴海フラッグ地域には将来的に倍近い世帯の入居が予想される状況にあります。

(元々の住民である晴海テラスや晴海レジデンスの世帯数が1月時点から変化がないという仮定で計算しています)

晴海5丁目の世帯数と増加ポテンシャル(24年7月1日時点)

いやーすごいですね。

この数字を見ると、「おいおいBRT大丈夫か?」みたいな心配も出てくるかと思いますが、それは一旦置いておくとして、晴海フラッグの子ども人口が増えるのは確実な未来であり、湾岸民の教育熱心さから考えると、学習塾に対する需要が爆発することは火を見るよりも明らかな状況となっています。

晴海フラッグにおける学習塾の選択肢

そんな中、晴海フラッグから子どもが歩いて通えるだろう大手塾の選択肢は2つになります。

どちらも最近新しくできた学習塾で、SAPIX小学部が2023年から、早稲田アカデミーは2024年夏から開校しています。

晴海地区のファミリー層の増加タイミングにしっかりと開校を合わせてきているのは流石ですね。

SAPIX晴海校

SAPIX晴海校は小学部のみとなっています。今年度は6年生の授業はやっておらず、1-5年生の受け入れのみを行っており、定期的に入塾説明会を行っているようです。湾岸でいうと豊洲校に続く2校目という位置づけになります。

場所は晴海トリトンにあり、ららテラスや晴海西小学校からは徒歩約13分の距離になります。小学生が歩くとなると若干遠い気もしますが、自転車なら6分ぐらいで着きますし、十分通える距離だと思います。

SAPIXは中学受験会のブランド塾ですから、少しぐらい距離があっても通わせたいと思うファミリーはいるのではないでしょうか。

早稲田アカデミー晴海校

早稲田アカデミー晴海校は最近できたばかりであり、今年の夏期講習から受け入れを開始し、9月から通常授業がスタートするとのことです。中学受験と高校受験の両方に対応しており、小学1年生から中学3年生までの生徒を受け入れています。湾岸でいうと、月島校・豊洲校に続く3校目になるかと思います。

ららテラス、晴海西小学校から徒歩8分、自転車で3分の距離となり、晴海フラッグから最寄りの学習塾になります。私も説明会や体験授業で訪問してみましたが、Daiwa晴海ビルの8Fを貸し切っているため教室数もかなり多く、新しくきれいな校舎でした。

最寄りの学習塾というのはかなりの強みでしょうし、晴海フラッグから通うことになるお子さんは多いのではないでしょうか。

もちろん、勝どき・月島・豊洲エリアにいけば他にも多くの学習塾がありますし、自転車やバスを使って子ども一人で通えない距離でもないです。また、SAPIX東京校でないといかん!というガチ勢の方々については、もはや通塾距離などは関係ないのでしょう。

一方で、子供の通いやすさを重視する家庭も多いでしょうから、晴海に立地するこの2校が晴海フラッグ民の旺盛な学習塾需要を取り込んでいくのではないでしょうか。

とはいえ、子ども人口の増加が確実に見込まれる状況において、この2校だけでは供給が追いつかない気もするので、他の大手塾の晴海地区への参入も将来的にあるかもしれませんね。

ちなみに、英語受験を本気でがんばる勢向けの学習塾環境については、湾岸はあまり整っていません。帰国子女アカデミー、J-PREPが有名どころだと思いますが、両校とも三田校が最寄りになります。とは言っても、BRTで新橋に行き、浅草線で三田駅に行くと片道30分程度で着いてしまうので、十分通学圏内といえるかと思います。車で行くと片道15分ですね。環状二号の威力はすさまじいです。

子どもの習い事や小学校受験の環境については、また別の機会にまとめてみたいと思います。

おまけ

晴海フラッグにはアイドル級の人気を誇っているカモたちが住んでいます。

サンビレッジの中庭にいることもあれば、ポートビレッジや晴海ふ頭公園にいることもあり、気ままに晴海フラッグ暮らしを堪能しているようです。

うちの娘も外に出るたびにカモを探しまわっています。皆さんもお越しになられたら、カモ探しをしてみてはいかがでしょうか?

papashi
ぱぱし
晴海歴6年。武蔵野台地への2年間の浮気を経て、晴海に舞い戻った小学生娘の父親。マンクラではなく、一途にハルフラを愛する善良な市民。

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