マンションも駐車場も手に入れるには運が必要な時代!? 晴海フラッグの駐車場事情

暮らし

晴海フラッグの駐車場はすべて地下にある。
地下に降りると、緑あふれる地上とは全く異なる無機質な世界が広がっていることに驚く。
街区(VILLAGE)内の棟は地下でつながっており、地下経由でいけば雨に濡れずに行くことができる。
ついでに他の街区とも地下でつながれば便利なのだが、今のところ街区間は地下でつながってはいない。

晴海フラッグ 地下駐車場出入り口(SUN VILLAGE)(はるみライフプラス)

地下駐車場出入り口(SUN VILLAGE)

晴海フラッグ SUN VILLAGE地下駐車場(はるみライフプラス)

SUN VILLAGE地下駐車場

各棟の車寄せも地下にある。
駐車場には一般車両も乗り入れが可能なため、タクシーなど自分の居住する棟の車寄せで乗降することが出来て便利だ。

駐車場の大半は機械式で、ハイルーフとノーマルがあり、ハイルーフのほうが台数は多く用意されている。また機械式の一部がEV対応になっている。
機械式より台数は少ないがタワー型もある。平置も数台あるが、車椅子使用者専用だ。
駐車場利用料は月額3万円前後となっている。

個人的には機械式よりタワー型のほうが前向き駐車だし、使いやすいと思うのだけれど、板状棟ではタワー型より機械式になるのは仕方がない。
なお、来年竣工予定のタワーマンション、SKY DUO内には複数台のタワーパーキングが出来る予定で、SKY DUOの住人は、そのタワーパーキングを利用することになるらしい。

来客用駐車場や、EV充電用・メンテナンス用スペース等も、同じ地下空間にあり、1時間単位で予約利用できる。
残念ながら洗車スペースは用意されていない。

晴海フラッグ タワーパーキング(はるみライフプラス)

タワーパーキング。横には待合室がある

晴海フラッグ 機械式駐車場(はるみライフプラス)

機械式駐車場は地下1段、地上2段

晴海フラッグ 来客用駐車場(はるみライフプラス)

来客用駐車場

晴海フラッグ EV充電兼メンテナンススペース(はるみライフプラス)

EV充電兼メンテナンススペース

さて、そんな晴海フラッグの駐車場だが、困った点が一つある。
駐車場希望者に対して台数が少ないという点だ。
駐車場が欲しいのに手に入れられない人が今もたくさんいることである。

晴海フラッグの戸数に対しての駐車場充足率はどれくらいかと言うと、分譲棟全体で約45%と半分以下。
つまり半数以上の世帯が駐車場を確保できないということになる。

45%の充足率というのは、近隣のマンションと比較すると、高くはないが極端に低いということはない。新しい物件だと充足率30%台のタワマンも多いので、それらと比べるとまあまあ多いほうということになる。

東京都の世帯あたりの自動車所有率は40%強で、47都道府県では最下位とのことなので、それからすると45%というのは相応に聞こえるかもしれないが、あくまでこれは全世帯でみた場合の数字。若い単身世帯だけで見ればもっと低いだろうし、30代以上のファミリー層や世帯年収の高い層となると、所有率はぐっと上がってくるだろう。

晴海フラッグにおいてはどうなのか、というと、駐車場を希望しつつ確保出来ていない世帯が、まだまだいるのが現状だ。
駅遠物件である晴海フラッグにおいては、自家用車はあったほうが便利だと考える人が多いことは間違いない。通勤で車を利用する人は多くないと思うが、休日の買い物などで車を利用したい人は多いだろうし、都内の混雑を通らずに千葉方面や羽田方面にサッと出られる湾岸エリアのメリットは車移動でより得られやすいと思う。

晴海フラッグは、引き渡し前に駐車場の希望が募られて初の抽選が行われた後、しばらく駐車場の募集はなかったが、入居が開始した数ヶ月後から、解約が出た分の再募集→抽選というフローが毎月繰り返されている。

我が家は初回に落選し、その後も毎月抽選にチャレンジしたがなかなか当たらず。
近隣の駐車場を探したが、おそらく同じような駐車場難民たちがあふれていてどこも満車で、少し離れた場所にようやく空きが見つかり、駐車場までバスで行くという生活を送らざるを得なかった。
駐車場が無いなら車を一旦手放せばよいのに、という声も聞くが、車にもそこそこのこだわりがあると、手放してまた欲しい時にすぐに手に入るとは限らないこともあり、実に難しい。
そして湾岸民の車を見ると、おそらくこだわりのある人がそこそこ多いのではと思われるような車が多い。駐車場が無いなら、家の方を諦めるという人もいたのではないかと推測する。

せっかく住居が当選しても、さらなる抽選が待ち受けているとは、なかなか世の中厳しい。マンションも駐車場も欲しいものを手に入れるには、資金力と信用力に加えて、くじ運も必要になってくるとは。。。
少しでも安心が欲しい人は、初めから駐車場優先権付き住居のみをターゲットにすべきだろう。

今後晴海フラッグに入居して駐車場を希望する人に一筋の光があるとすれば、駐車場の追加募集は毎月少しずつだがあり、毎回イチからの抽選になるので、応募してすぐ当たる可能性もあるということだ。
(逆に、いつまでも当たらない可能性もあるので、そこは覚悟が必要。この抽選の仕組みについては今後改善の余地ありだと思うが)

毎月の募集台数と抽選倍率は街区によって開きがあり、今のところSUN VILLAGEが毎回募集台数が多く、倍率も低めになっている。(自分の住む街区の募集分にのみ応募可能)
ちなみに我が家は初回から数えて4回目の抽選にてようやく当選。。どんなに嬉しかったことか。。駐車場へのバス通いからの開放に祝杯をあげずにはいられなかった。

板状棟を検討中でこれから車購入予定がある人は、ハイルーフ車でもEV車でもないほうが、どの区画でも利用できて当選率があがるので駐車場空き待ち期間は短縮するかもしれない。(SKY DUOは、全区画EV充電対応なのでそこは問題ない)

晴海フラッグ T棟(SKY DUO)連結部(はるみライフプラス)

T棟(SKY DUO)も完成すれば地下駐車場でつながる(現在は封鎖中)

晴海フラッグ SUNB棟車寄せ(はるみライフプラス)

各棟ごとにある車寄せスペース

また、晴海フラッグの地下駐車場内にはカーシェアサービスがある。
複数の車種があり、最短30分から最長1週間まで借りることが出来る。土日は前もって予約をしておかないと埋まることが多いが、平日であれば空いていることも多い。
駐車場が当たるまでの間、車が必要であれば、これらを利用する手もある。

晴海フラッグ カーシェア(はるみライフプラス)

カーシェアサービスはいろんな車種が用意されている

車が必須、という人にとっては、晴海フラッグの駐車場空きなし問題はなかなか厳しいと感じるかもしれないが、住人の間で情報共有などもされているので、各種コミュニティに参加するなどすれば先達の有益情報を得ることも出来る。
しばらくは不便なこともあるかもしれないが、それを補うだけの充実したマンションライフを送ることが出来るのが晴海フラッグだと思っている。

papashi
ハルフラのりすちゃん
りすとお酒と湾岸タワマンを愛するエンジニア。当初住むつもりではなかった晴海フラッグ、街を見て気に入り移住。安心・便利で優雅に暮らせる住環境を求めて日々奮闘中。夫と二人暮らし。

◆前回のハルフラのりすちゃんさんの記事
共用施設の数は幸せの数!? 晴海フラッグにはスポーツバーもあるよ

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