住居を選ぶ際の条件に、”スーパーが近くにあること”を挙げる人は多いだろう。
日常必要なものはコンビニでも大概揃うし、昨今はネットスーパーやミールキットの宅配サービス、家庭料理のテイクアウトサービスなども多数あるけれども、足で通って目で見て自分で食材を選ぶことができるリアルなスーパーマーケットが近くにあることは、やはりいろんな場面で便利で楽しく、食生活を豊かにしてくれるような気がする。
晴海フラッグの周辺には、徒歩圏内にいくつかのスーパーがある。
ドゥ・トゥール1階のマルエツ、TOKYO TOWERSの1階にもマルエツ、この二箇所はマルエツプチではなくフルサイズのマルエツで、24時間営業している。
晴海三丁目には、東武ストアがあるし、黎明小橋を渡れば、パークタワー勝どきミッドの1階にあるライフも使える。
更に、トリトンまで歩けば、成城石井があるし、他にもいくつかのスーパーが入っている。
しかし、晴海フラッグの住民が最も利用するのは、ららテラスHARUMI FLAGの1階にある、サミットストアだろう。晴海フラッグの入居開始後まもなくの2024年3月にオープンしたスーパーだ。晴海フラッグからは一番近くて、広くて新しい。
営業時間は、9:00−22:00。私もほぼ毎日のように利用している。
今日は、日常生活に欠かせない存在であるこのサミットについて、個人的な感想も交えて紹介したいと思う。
サミットというと、小規模なスーパーのイメージを持っていたが、このサミットはサミット店舗の中でも都内最大級の大きさとのことで、売り場面積は約2030平米(614坪)ある。
湾岸の同じくらいの規模のスーパーと比較するならば、豊洲のスーパーAoki(1650平米)より広く、有明ガーデンのイオンスタイル(2285平米)よりも少し狭い。
晴海・勝どきエリアに限るならば、同エリアの他のスーパーは、いずれも売り場面積1000平米以下で規模は大きくないので、サミット ららテラス HARUMI FLAG店は地域一番の広さと言える。
正面入口から入ると、まずは青果コーナー。
オーガニック野菜や農家直送野菜なども多く並べられている。フロア中程にサラダやカットフルーツを作る調理場があり、日中はスタッフさんが作業をしているのが見える。
このような調理場がバックヤードではなく、店舗内にあり、客の目から見える作りになっているのは、サミットの特徴らしい。
ここに並ぶサラダは、フルーツが入っていたり盛付けがおしゃれだったりして、自分で野菜を買って作るよりも手っ取り早く映えるサラダを手に入れることができる。
このコーナーで個人的におすすめなのは、フルーツ杏仁だ。杏仁豆腐の上にカットフルーツがのっていて、ボリュームも味も満足度が高い。フルーツは数種類あって、それごとに価格が異なる。
野菜売り場の右隣は鮮魚コーナー。お寿司やお刺身など、ファミリー向けのサイズが豊富に用意されている。巻き寿司やいなり寿司などもここにある。
スーパーのお刺身って正直どうなの?と思っていたが、想像以上に新鮮で美味しかった。
生魚の下処理やおろし方については、ブースのスタッフさんに希望を申し出ることが出来る。
精肉コーナーの前には、「おためし下さい」と看板がでているコーナーがあり、数点のおすすめ商品を試すことができるようになっている。食品以外も出ていることがあるが、ほとんどは試食である。
奥まで行くと、冷凍食品コーナーがあり、これまたなかなかの広さである。奥の壁はほぼ一面アイスクリームの棚になっていて、韓国の冷凍食品コーナーもある。
忙しい家庭には、冷凍食品はありがたい。
カット野菜の冷凍品の種類も豊富で、みじん切りの玉ねぎ、素揚げしたナス、アスパラやオクラ、アボカドなど、買い物に行けなかったときなどに冷凍庫に入っていると役に立つものがたくさん並んでいて、買い置きに便利だ。
ちなみに冷凍食品の買いだめは、ポイントが溜まりやすくなる土日がおすすめだ。
そしてその隣にあるのが、お惣菜コーナー。ここもかなり広いスペースに様々なお惣菜が並んでいて、どれも美味しそうに見える。
特徴的なのは、レンジで作れるミールキットが多くある点だ。肉料理、魚料理、野菜や鍋など、素材がパックされていて、レンジアップでメインディッシュが出来上がる。これらもここで作られているものだ。
私は鮭の西京焼きを何度か買ったが、レンチンでとてもおいしく出来上がった。若鶏もものガーリックステーキもおすすめだ。
お弁当類は全般的に薄味に感じているが、このレンジアップの商品は、どれもしっかりした味付けだ。
レジ横には、ダン・ブラウンというベーカリーがあり、店内で焼いた焼き立てのパンが並ぶ。別会計ではなく、サミットのレジで一緒に会計する。
ピザやドーナツ、サンドやタルトなど、ちょっとしたパーティーに使えそうなものもたくさんある。ここのピザはなかなかおいしくて、時々利用している。あと最近お気に入りなのは、チーズパリパリという薄いピザ生地を焼いたような食べ物。おやつにもおつまみにもなる、甘じょっぱさがたまらない。
また、奥にはキッズスペースが併設されたイートインコーナー”サミカフェ”があり、買ったお惣菜やお弁当をここで食べている人も多い。
ちなみに私が一番気に入ってる点は、セルフレジの台数が多く、レジ待ちがないところだ。
レジ待ちがないだけで、こんなにもストレスがたまらないのか、と改めて感じている。非常に快適だ。
有人レジもあるにはあるが、基本はセルフレジで会計していただく、というスタンスのようで、ほとんどの人が自然とセルフレジを利用するようになっている。
台数がたくさんあるので、休日の混み合う時間帯でも、レジ待ちで並ぶことがほとんどない。いつもさっと会計を終えて帰ることが出来る。
支払い方法は、各種キャッシュレスに対応している。
レジ要員を減らす代わりに、店舗内のスタッフ数を増やしているのか、店内にはいたるところにスタッフがいる印象がある。
マヨネーズの置き場所など、ちょっと最初はわからなかったのだが(野菜売り場付近にある)、周りにいるスタッフさんに尋ねればすぐに教えてもらえる。
ちなみに赤い腕章をつけたスタッフが、案内係とのことなので、探し物があるときは赤い腕章の方に聞くとよさそうだ。
その他、店内ではいろいろなイベントが開催されていて、とにかくこの店は活気がある。
じゃんけん大会や、大試食会など、都度店内アナウンスが流れるので、タイミングが合えば参加することが出来る。
また、サミットにはプライベートブランド商品がある。「サミットオリジナル」とか「素材をそのまま」とロゴが入っている。
惣菜で紹介した、レンジアップで食べられる商品も、サミットオリジナル商品だが、それ以外にも、冷凍ギョウザや冷凍たこ焼き、ウインナー、焼肉のたれやドレッシングなど、いろいろある。
環境への配慮として、フードロス削減のために、消費期限が近くなった商品には「もぐもぐチャレンジ」と書かれた、りすのシールが貼られる。このシールは10枚集めると、抽選や寄付に参加でき、抽選ではお菓子などが当たる。シールの台紙はサービスカウンター付近においてある。
“ハルフラのりすちゃん”というアカウント名を名乗っている身としてはこのシールはどうしても見過ごせず、ついついシールが貼ってあるほうをカゴに入れてしまうが、フードロス削減に貢献できていれば嬉しい。
ついついたくさん買っちゃって、持って帰るの大変!というときには、有料の配達サービスが使える。特に、パーティーの買い出しとなると、ビールとかペットボトルとか、手が千切れそうになる前にぜひ。
買い物前に配達の予約をしておけば、なんと、パーティールームまで配達に来てくれるとのこと。受付最終締切が、15:15とのことなので、それまでに配達の受付をして、買い物して、パーティールームの利用開始時間ごろに届けてもらえば、買い出しでバタバタしなくてよさそうだ。
最後に、週に1回以上サミットに行くなら、サミットアプリは入れておくのをおすすめする。お買い物のたびにポイントが貯まる(レジでバーコードをかざす必要あり)のはもちろん、割引情報やポイントアップ情報などがアプリで確認できるので、お得に買い物をすることが出来る。
ららテラス内にあるけれど、三井ショッピングパークのポイント付与はない。ただ、三井ショッピングパークカードを利用するとプレゼントがもらえる企画なども期間限定であるので、店内掲示をチェックしてみてほしい。
晴海フラッグ民にとって、日々の生活に欠かせない存在のサミット。
ららテラスの駐車場、駐輪場が使えるので、少し離れたところからわざわざ来る人もあるとのことだが、それもわかる気がするくらい、良いスーパーだ。
テキパキ働くスタッフ、あちこちにある手作りのポップ、常にお客さんで賑わっていて、広くて明るく活気あるスーパーだというのが、全体的な感想である。
個人的な要望を一つだけいうとしたら、ちょっといい日本酒をもう少し揃えていただければ、なお嬉しい。
■前回のハルフラのりすちゃんさんの記事
マンション内でスタジオレッスン!ピラティス体験してみた