晴海フラッグT棟(スカイデュオ)はここが違う!【2LDK】

コラム

はるみライフ+をご覧の皆さま、はじめまして!マンションブロガーの2LDKと申します。
普段はスムラボという新築マンションブログサイトやnote、X(旧Twitter)などで首都圏のマンションについて発信を行っています。今回ご縁があって、はるみライフ+で記事を執筆させていただく機会をいただきましたので、大好きな晴海フラッグについてマンションブロガー目線で語らせていただければと思います。普段の他ブロガーさんの記事と比べると「マンション」に重きをおいた記事になっていますが、ご覧いただけますと嬉しいです。

10月の引き渡しが近づいてきました、晴海フラッグT棟(スカイデュオ)。街の中心に聳え立つ2本のタワマンは注目度抜群です。
余談ですが「スカイデュオ」という名前は新築販売時限定で正式には「T棟」になるようです。スカイデュオ、カッコよくて好きだったのに…(笑)
さて、そんなT棟ですが、引き渡しが近づくに連れて売り出しも増えてきました。既に竣工済みの非タワー棟(以後板状棟)とT棟の購入検討をしている方も多くいらっしゃると思いますが、板状棟とT棟って何が違うの???と思っている方も少なくないはず。これから晴海5丁目に住むことを検討する方向けにT棟の魅力や板状棟とT棟の違いをまとめたいと思います。T棟への入居を首を長くしてお待ちの方にも楽しんで読んでいただけると嬉しいです。

頭頂部のライティング

タワーのてっぺんが夕方〜夜になると綺麗にライトアップされます。時間と共にライティングが変わっていく仕様となっています。

・日没1時間前:全点灯(点灯開始)
・21時〜:上段消灯
・22時〜:下段消灯(マリオン以外)
・24時:全消灯
晴海フラッグ SKYDUOはるみっちさんのXより画像引用(はるみライフ+)

はるみっちさんのXアカウント(@harumitchi)より画像引用

共用部

<二層吹き抜けのエントランス>

環状二号線方面から歩いていくと目に飛び込んでくるのが、二層吹き抜けガラス張りのエントランスです。板状棟でもPARKのB棟など二層吹き抜けエントランスの棟はありますが、外から見たときの存在感は唯一無二です。エントランス前には植栽も整備されるので、家への出入りの際にいつも緑を感じられるのはいいですね。
2本のタワマンそれぞれでエントランスや中のデザインが異なりますが、SUN VILLAGEのTOWER5は「島風」、PARK VILLAGEのTOWER6は「海原」をテーマにしています。

<内廊下とエレベーターホール>

板状棟にも一部内廊下の棟(SUN D棟、SEA B/C棟)がありますが、多くは外廊下です。T棟の内廊下はライティングの照度が抑えめでよりホテルライクに仕上がっている印象を受けます。エレベーターホールも100戸前後の板状棟と比べ700戸規模のT棟はスケールメリットを活かして豪華な造りとなっています。毎日使うものの仕上がりが素敵だと日々のテンションも上がります。

<共用施設>

晴海フラッグはSEA VILLAGE・SUN VILLAGE・PARK VILLAGEの3つの街区で構成されており、T棟もSUNとPARKの一つの棟としてそれぞれ分類されます。またT棟以外にも晴海フラッグという街全体に合計51個もの共用施設があります。自分の住んでいる棟以外の共用施設も相互利用できるのは晴海フラッグに住むメリットの一つです。共用施設についてはお住まいの街区によって使えるものと使えないものがあるのでご注意ください。

SUN VILLAGE
・SKY LOUNGE URBAN/48階 全街区居住者利用可能
南西角に配置されたラウンジ、営業時間は限られますがバー営業もありお酒も出ます。PARKのSKY LOUNGE OCEANと違って東京タワーの見え方が部分的になるのは少々残念ですが、レインボーブリッジはバッチリ見えます。南向きに配置されたソファに座ってレインボーブリッジを見ながらお酒を飲めるなんて考えただけでテンション上がります。

・BOOK CORNER/48階 全街区居住者利用可能
西向きシティビュー、本を読めるスペースです。本を読む場所をこんな眺望の良いところに作らなくても…と思ったりはしました。もっとソファや机があった方が皆が素敵な眺望を楽しめたかなと。子どもの遊び場になりそうです。

・IKOI SUITE/48階 SUN VILLAGE居住者のみ利用可能
パーティルームとゲストルームがセットになっています。パーティルーム部分は日中貸切利用可能です。西向きでシティビューを楽しめます。

・SHIZUKU SUITE/48階 SUN VILLAGE居住者のみ利用可能
同じく西向きのゲストルームです。IKOI SUITEと違ってパーティルーム部分はありません。ガラス張りの浴室に大きなラウンド型の浴槽があるのが特徴で、晴海フラッグのゲストルームの中では一番大人っぽさがあります。

・KODOMO PLAZA/2階 SUN VILLAGE居住者のみ利用可能
子どもが遊べるスペースに加え、テーブルと椅子が用意されていて子どもを見守る保護者向けのスペースがあります。

PARK VILLAGE
・SKY LOUNGE OCEAN/48階 全街区居住者利用可能
眺望を楽しめるラウンジ、SKY LOUNGE URBAN同様お酒も出ます。ビリヤードもあります。このT棟の中で最も眺望が楽しめるであろう南西角にあるため、レインボーブリッジと東京タワーの両方を楽しむことができます。

・SUNNY LOUNGE/48階 PARK VILLAGE居住者のみ利用可能
SKY LOUNGE OCEANの隣にあるラウンジ、こちらは南東方向に位置しているため、レインボーブリッジに加えて豊洲・有明方向の眺望を楽しむことができます。

・NIJI SUITE/48階 PARK VILLAGE居住者のみ利用可能
西向きにあるゲストルーム、東京タワーがバッチリ見えるはずです。

・NAGOMI SUITE/48階 PARK VILLAGE居住者のみ利用可能
東向きにあるゲストルーム、豊洲・有明方向の眺望を楽しむことが可能です。

・PARENTS SALON/2階 PARK VILLAGE居住者のみ利用可能
子ども向けのキッズスペースと大人向けのフィットネススペースが一体となった空間です。SUNのKODOMO PLAZAよりも子どもが遊べるスペースは広いです。

・PARTY ROOM SAFARI/2階 PARK VILLAGE居住者のみ利用可能
ちょっとファンシーな雰囲気のパーティルームです。貸し切り利用が可能です。

<構造>

板状棟は耐震構造ですが、T棟は免震構造と制震構造を組み合わせた免制震ハイブリッド構造です。一般的に免震構造はコストが掛かるので採用されづらいですが、免制震ハイブリッド構造はさらに希少です。免震構造は免震ゴムが揺れることで地震のエネルギーを逃がす仕組みなので、地震が来た時は結構揺れます。免制震構造であれば、そこに揺れを抑える制震ダンパーがあることで揺れそのものも抑えることができますので、安心さは高まります。

<エレベーター>

低層用:1〜27階(180m/分)
高層用:28階〜50階(240m/分)
となっています。各4基ずつ(各マンション計8基)あります。ざっくりとした計算だと90戸/基程度の設置率になり、最近のタワマンと比べると優秀です(最近のタワマンは100戸/基を超えてくることが多いです)。それに加え非常用のエレベーターが2基ずつあり、ゴミの回収や外部棟居住者の48階ラウンジアクセスは非常用を使う運用にしていることからプライバシーも確保されますし、より快適にエレベーターを利用することができます。ただし、板状棟のエレベーター設置率は更に優れていることからエレベーター待ち時間が少ないのは板状棟になるかもしれません。

晴海フラッグ SKYDUO(はるみライフ+)

専有部

板状棟との主な差分は以下の通りです。天井高や換気方式の違いは注目されがちですが、何気に洗面が三面鏡になるのは便利に感じる人が多いのではと思います。(なぜ板状棟は一面オープンラックにしてしまったのか…)
換気方式については機械式の一種換気を採用したことで壁に給気口が付きません。またキッチンのレンジフードも同時給排が採用されているので、板状棟で気になった壁のポコ×2がないのはスッキリしていいと思います。給気口付近が外気で汚れないなどメリットもあります。49、50階のプレミアムフロアはさらに全熱交換が付いています。またスケルトン・インフィルが採用されており、室内にパイプスペース(図面上「PS」と表記)がないことから専有部をより広く使えたり将来的なリフォームがしやすいなどの利点もあります。

<T棟と板状棟の主な違い>
・天井高
T棟:2,600mm/板状棟:2,500mm
・玄関
T棟:折り上げ天井/板状棟:通常の天井
・換気
T棟:1種換気/板状棟:3種換気
・キッチン水栓
T棟:グースネック/板状棟:ストレートネック
・洗面
T棟:三面鏡/板状棟:2面鏡(一面はオープンラック)

板状棟と共通する部分でもありますが、エネファームがあったり、バルコニーの奥行きが2,000mmとゆとりを確保されていたり、キッチンのフィオレストーンは側面まで貼り降ろされていたりなど設備仕様は充実しています。どこを取っても新築時の価格を考えればコストをかけて造られたマンションだと思います。
階数選びで注意すべきは、バルコニー手摺の仕上げです。18階までは手摺が乳白色ガラスで外が見えないようになっており、19階以上からクリアガラスが採用されています。T棟を強みの一つは眺望ですが、バルコニー手摺が乳白色の18階以下だと部屋の中で座った状態で眺望を楽しむことができません。外からの視線をシャットアウトするプラスの面もあるので、良し悪しありますが、住戸選びの際はご注意ください。
板状棟の「最多専有面積」が85㎡に対してT棟の「平均専有面積」は74㎡、比較指標が同じではないのですが、板状棟の方がゆとりのある間取りが多いです。また板状棟では約540戸4LDKがありますが、T棟は1LDK〜3LDKの構成となっています。

<駐車場>

設置率は戸数に対し約40%、板状棟の設置率が約45%だったのであまり変わらない水準です。T棟は1LDKや2LDKの比率が高いのでT棟単体で見ると駐車場は確保しやすいと思われます。一方で晴海フラッグの駐車場管理は棟毎ではなく各街区毎になっているため、今後駐車場を確保しようとする際は、各街区内で空きが出れば街区住民全体で希望者を募ることになります。現状どの街区も常に駐車場待ちが発生しており抽選が発生している状況ですので「駐車場が確保できないリスク」にはご注意ください。T棟の駐車場を街区内他棟の人が使うこともあり得ます。

T棟の駐車場の強みは全台がEV対応です。しかも充電代は駐車場料金に組み込まれており、実質充電し放題になっています。最近の新築マンションでもEV対応の区画はさほど多くないですし、充電代は利用に応じて別途費用負担することが一般的です。「全台EV対応」かつ「充電代駐車場料金込」というのは魅力的ですね。駐車場当選を機にEVへの乗り換えを考える人も多いのではないでしょうか。

また上で触れた通り、晴海フラッグは街区単位で駐車場管理しており、主な駐車場は地下中心部にまとめてあるため板状棟の人は自分のマンションの下に駐車場がなく、別途駐車場まで行って出し入れが必要です(一部タワーパーキングがある棟もあります)。T棟はマンション内にタワーパーキングがあり、エレベーターに乗って地下まで行けばすぐに車の出し入れが可能なので便利です。またタワーパーキングが出庫されるまでの待合スペースも準備されているので、T棟のタワーパーキングが確保できる前提にはなりますが、車利用にも恵まれた環境です。(板状棟の機械式駐車場は待合スペースはありません)

・普通車:120台 30,500円/月
全長5,300mm以下、全幅2,050mm以下、タイヤ外幅1,920mm以下、全高1,550mm以下、最大重量2,300kg以下、最低地上高110mm以上

・ミドルルーフ:48台 31,500円/
全長5,300mm以下、全幅2,050mm以下、タイヤ外幅1,920mm以下、全高1,800mm以下、最大重量2,300kg以下、最低地上高110mm以上

・ハイルーフ:128台 32,500円/月
全長5,300mm以下、全幅2,050mm以下、タイヤ外幅1,920mm以下、全高2,050mm以下、最大重量2,500kg以下、最低地上高110mm以上

・ハイルーフ(車いす対応):4台 32,500円/月
全長5,300mm以下、全幅1,940mm以下、タイヤ外幅1,940mm以下、全高2,050mm以下、最大重量2,500kg以下、最低地上高90mm以上

さいごに

まもなく引き渡しが始まりますが、眺望も含めて実物を見て評価が高まるマンションだと思います。内見を終わられた複数のオーナーの方と話す機会がありましたが、皆さん実物見て感動したと仰られています。
T棟の竣工でずっと続いていた「晴海フラッグ」という街作りは完成を迎えます。ここから住民の皆さんが中心となって、コミュニティやイベントが生まれ更に魅力的な街になっていくと思います。もともと住んでいた地元の人がいないニュータウンだからこそ、皆コミュニティ作りに前向きな人が多い印象があります。「ご近所付き合い」が希薄となった昨今において「晴海フラッグ」というゆるやかなコミュニティで得られる体験は他の街では得難いように感じます。
この記事を読んで晴海フラッグに少しでも興味を持たれた方はぜひ現地に足を運んでみてください。皆さまの晴海フラッグライフが素敵なものになることを応援しております!

   noraemon
   
2LDK
   
マンションブロガー。 スムラボ、note、Xで首都圏のマンション情報を発信しています。
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