こんにちは。晴海ブロガーのはるみっちです。
新橋からお台場方面を周り、豊洲まで伸びている「ゆりかもめ」。豊洲駅の先ではレールが左曲がりになって不自然に途中で切れています。
なぜこのような形で終わっているのか、気になったことがある方も多いと思います。
今回はゆりかもめの延伸計画について取り上げようと思います。
ゆりかもめの延伸計画の歴史
ゆりかもめは、1995年に新橋〜有明間が開業し、2006年には豊洲まで延伸されました。
● 1982年:構想開始
● 1995年:新橋〜有明間開業
● 2006年:有明〜豊洲間開業
この成功を受け、晴海・勝どき方面への延伸も検討されてきました。
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東京都港湾局「臨海副都心まちづくり推進計画」より
これで、豊洲の左曲がりで切れた高架の謎が解けました。将来の延伸を見据えてのことだったんですね。
さらに古い資料をみてみると、勝どきから東京駅、新橋駅、または有楽町駅への延伸を検討していることがわかりました。検討は白紙に戻っていますが、なんだか面白いですよね。
晴海・勝どき方面への延伸は、中止が宣言されたわけではありません。では、なぜこの延伸計画は進んでいないのでしょうか。
ゆりかもめの延伸計画が進んでいない理由
晴海や勝どきの人口増加に伴い、都心部へのアクセスを強化する必要性が高まりました。そのため中央区は、東京BRTや地下鉄新線など、別の交通計画を優先することにしたようです。実際に、東京BRTでは新橋や虎ノ門に10分や15分でアクセスすることができます。
さらに、臨海地下鉄が開業すれば、十分な輸送力を発揮することができます。一方、ゆりかもめは車両数も少なく、ルートも迂回していて、建設したところで採算が取れるほど利用されないかもしれません。
ゆりかもめが延伸したら…
それでも、未来予想が好きな僕としては、「もしゆりかもめが延伸したら…」と想像するのが楽しくてたまりません。晴海の街並みの写真とともに、少々妄想にお付き合いください。
まず、春海橋に入ると、一部の車線が高架になっているものの、行き着く交差点は同じ場所になっています。この謎の高架はゆりかもめ延伸のためのものだったのでしょうか。
春海橋を渡ると、そのまま晴海の大通りに。この上を高架で進むゆりかもめに乗ったら、高い目線から晴海の街並みを眺められて楽しそうです!
延伸計画の地図をみると、ゆりかもめは、ららテラスHARUMI FLAGの前を豊海方面に右折し、そのまま豊海小学校の方に伸びています。ららテラスのあたりに晴海フラッグ駅が出来て、徒歩数分で駅にアクセス出来たら最高ですね!
いかがでしたでしょうか。
ゆりかもめ延伸よりも優先して推進されている、臨海地下鉄に関する記事もあるので、ぜひこちらも読んでみてください。
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2024.08.31
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ゆりかもめの晴海・勝どき延伸計画は一時的にストップしていますが、晴海の発展や交通需要の増加に伴い、今後再び検討される可能性は全くないとは言えません。今後の動向に注目しつつ、より住みやすい晴海になるように、一緒に見守っていきましょう!
以上、晴海ブロガーのはるみっちがお届けしました。
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