こんにちは。晴海ブロガーのはるみっちです。
晴海と豊洲をつなぐ春海橋を通ると、すぐ横に、何やら工事中の橋がありました。晴海橋梁(きょうりょう)と呼ばれているようです。
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晴海橋梁の位置(Googleマップより)
今回は、この橋の正体と、今後どのようになるのかについてご紹介します。
晴海にはかつて鉄道が走っていた
実は、晴海にはかつて貨物を運ぶ鉄道がありました。晴海線が開通したのは1957年でした。
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東京都港湾局「東京港貨物専用鉄道のあゆみ」より
晴海橋梁は、列車が晴海と豊洲間の行き来をするための橋だったのです。
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東京都港湾局「東京港貨物専用鉄道のあゆみ」より
パークタワー晴海の裏にある空き地はかつて列車の停車場で、豊洲から来た列車が乗り入れていました。さらにここから、晴海臨海公園・晴海緑道公園沿いを通り、晴海図書館あたりまで線路が伸びていたようです。
ちなみに、当時の東京には貨物鉄道が多く走っていて、秋葉原や築地なども主要な貨物駅として栄えていた時代でした。
晴海橋梁はどう生まれ変わるの?
晴海橋梁は、遊歩道として生まれ変わります。当時のレールはそのままに、歩きやすいようにウッドデッキが整備されるようです。
この遊歩道化工事は、2025年6月27日までを予定しています。今夏には工事が完了し、遊歩道が一般開放されそうです。
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東京都港湾局「旧晴海鉄道橋遊歩道化工事」より
晴海橋梁の隣にある春海橋の歩道は、自転車も多く、歩行者が自由に歩くには少し狭いイメージでした。晴海橋梁が遊歩道になったら、ゆとりをもって歩けるようになりそうです。
晴海橋梁の下には、水上バスが通ります。船を眺めながら、かつて鉄道だったウッドデッキを渡るのは、なんだか楽しそうです。横浜みなとみらいの、桜木町からワールドポーターズに続く汽車道のようになるのかもしれません。
いかがでしたでしょうか。
工事が終わり、遊歩道が完成するのが楽しみですね!遊歩道を渡る際は、ぜひ昔あった晴海線や鉄道橋の歴史にも想いを馳せてみてください。
以上、晴海ブロガーのはるみっちがお届けしました。
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